インプラント

  1. HOME
  2. インプラント

インプラントとは

インプラントとは、失われた歯をチタン製の人工歯根によって回復する方法です。
約40年前にスウェーデンで開発されました。

誰でも、抜けてしまった歯が再びよみがえったらと願っています。
一本でも歯を失うと、初めてそのありがたみが分かるもので、その不自由さに嘆くものです。
ましてや、多くの歯を失うと、その辛さは一段と増してしまいます。

インプラントとは、歯が無くなってしまった所にチタン製の人工歯根を埋め、
第3の歯として機能させる治療方法です。
欧米だけでなく日本でも、すでに一般的な治療法として選択されています。
周りの歯に負担をかけず、痛んだ所だけを治す事が出来るので、理想的な治療法です。
今では、材料学や生体の拒絶反応の研究が進んだ為、ほぼ100%に近い成功率があり、
食べる事に悩む多くの人に福音を与えています。

しかしこの方法は、歯科の中でも専門性や高度な技術が必要とされ、
特別なトレーニングを積んだ歯科医にしかできない事や、
高価なインプラント本体・特殊な機器が必要な為、高額な治療費となってしまいます。

ただ、自分の健康や毎日使う歯のことですから、しっかり治しておく事は大切です。
品物を買うのと明らかに違うのは、お金を払いインプラントが入って終わりではないという事です。
せっかくインプラント治療を選択したのですから、その利点である他の歯も守る事が重要です。
インプラントも、手入れが悪ければ歯周病になってしまいます。
それを防ぐ為にも、正しい歯磨きの方法を身につけ、定期的にみがき残しを、プロにとってもらうクリーニングを受けていただかなくてはなりません。
そうする事により、インプラントだけでなく自分の歯もこれ以上痛めることなく過ごしていけるのです。

自分が、なぜ歯が無くなってしまったかという原点をもう一度振り返ってみる事も大切です。
もう2度と、あの悲しみを繰り返してはいけないのです。
そういった意味で、インプラント治療の完了は終わりではなく、新たな始まりなのです。

インプラント治療を行う事により、しっかり噛める事が全身の健康と、
幸せな人生につながるきっかけになる事が私たちの理想です。

インプラントの図

インプラントの特徴

インプラントフルマウス、高度なインプラント手術
インプラントフルマウス
インプラントフルマウス、高度なインプラント手術
高度なインプラント手術

入れ歯やブリッジと違って、噛み心地や外見が天然の歯に近いこと、残った天然歯を傷めないこと、がインプラントの特徴です。
また、インプラントにはイオンクリーニングされた純チタンを用いますが、これは金属アレルギーをおこしません。大気中ではチタン表面が酸化皮膜でおおわれるために金属イオンの溶出を起こさないからです。一方、入れ歯やブリッジはさまざまな金属を使わざるをえませんから、金属アレルギーを予防するためにはインプラントは有効な治療法ということができます。
また、咬み合せが安定することにより、咀嚼力が高まると同時に全身の骨格が安定し、身体全体の健康のためにもよいといわれています。

近年では、様々な組織再生医療や審美的技術が開発され、臨床応用されています。例えば、インプラントを埋め込むための骨の造成、歯肉の形態修正やブリーチング、透明性の高いセラミック歯冠、などです。特に大規模な骨の造成の場合には入院設備をもった専門病院との連携医療となります。
従来は、高額な治療費がネックになっていましたが、近年では大幅に改善されています。

ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯との違いについて

インプラントは
どんな人によいの?

基本的に歯を失った方、全てが治療の対象です。特に、入れ歯に不自由を感じておられる方、ブリッジのために両隣の歯を削りたくない方に適しています。一方、全身状態や顎の状態が良くない方の場合には、慎重な術前検査が必要です。
そして、インプラントは生活の質を上げることに寄与しますので、より良い人生を送りたい人におすすめです。
インプラントは咀嚼機能の回復効果が大きく、有害金属を使用しませんから、アンチエイジング(若返り)に関して大きな効果があります。これはインプラント治療を受けた患者さまの抗酸化値の増加によって確認されています。
また、インプラントはあきらかに生活の質、人生の楽しみを向上させます。在宅、往診の現場では、寝たきりの方がしっかりとした入れ歯を作ることによって起き上がれるようになる例は珍しいことではありません。それほど咀嚼機能と体の元気さはつながっているのです。入れ歯よりもはるかに天然歯に近いインプラントの効果はそれ以上だと考えられます。生活の質と健康寿命を大幅に伸ばすということが、この治療の究極の目的といっても過言ではありません。

治療する先はどう選ぶ?

インプラント学会の認定医であれば、
安心といえます。
インプラント学会専門医証書
インプラント学会専門医証書

正式には、日本口腔インプラント学会専門医といい、5年以上の在籍、症例報告、論文、学会発表などが義務づけられています。
4,000名の会員のうち、毎年20名前後しか合格しない難関資格です。実技面の技能をどのように判定するかが今後の課題ですが、知識や向学心を備えたドクターであることに間違いありません。現在、日本の口腔インプラント学会の認定医は、約300名です。また、学会の会員医院は、全国約60,000の歯科医院のうち、約2,000医院です。
もちろん、認定医でなくても、すばらしい技術をお持ちの先生が数多くおられます。また、認定医の数は少ないために、増大するインプラントの患者さんを認定医だけで治療することは不可能な状態になっています。周囲の経験者に聞いたり、医院での説明を受けて納得してから治療を受けることが大切です。
私たちは随時客観的な立場からの一般の方向けの講演会を開いていますので、機会がありましたら受講してください。

PAGETOP