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97.インプラント豆知識―入れ歯の愛用者

日本での「入れ歯」の愛用者としては、日本ではかの有名な柳生飛騨守宗冬(1613~75)がいます。徳川家光、家綱、綱吉の剣法指南役も務めた柳生新陰流の剣術家で、彼が使っていた「入れ歯」は今も博物館に現存しています。かなり精巧で形態的にも現在のものに似ています。海外を見渡すと、アメリカ合衆国建国の父で、初代大統領であるジョージ・ワシントンがいます。彼のエピソードして知られているのは、あの桜の木で、ワシントンの快活なイメージが語りづかれています。しかし、ワシントンの晩年は、不機嫌でかんしゃく持ちであったと言われています。その主な原因は、「入れ歯」の具合が悪かったことにあると言われています。ワシントンは、誠実な人柄から、多くの国民に愛されたのですが、まさかそのような苦悩があったとは知らず、驚かされます。ワシントンの例からもわかるように、口になじまない入れ歯を長期間使用し続けることが、人にどのような苦痛をもたらすのかが、容易に想像できます。不自由な入れ歯に代わり、現在ではインプラントが脚光を浴びつつあるのです。

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