インプラント

  1. HOME
  2. インプラント
  3. インプラントについて

91.インプラントと差し歯の治療方法の違い

口の中を見て、『歯がない』という状態は、大きく二つに分けて考えられます。歯はないけれど歯の根の部分が残っている場合と、根の部分から全く歯がない場合の二つに分けることができます。根の部分がある場合、仮に切り株のような状態で、それがしっかりしていれば、金属などの土台をたてることによって、歯がもとにあったように歯冠が回復します。前歯部は「差し歯」と呼ばれますが、患者さんは歯がない場合でも、差し歯ができると思われているケースが多いようです。しかし、あくまでも差し歯は、歯の根が残っていなければできません。よく、「差し歯」と「インプラント」を似た治療法だと思っている方がいらっしゃいますが、実は全く別の治療法になります。「差し歯」は、正確には「ポストクラウン」と呼ばれ、歯の根の部分に差し込むポストの部分と、クラウン=歯の部分からできています。したがって、歯根が残っていることがこの治療の大前提となります。一方、「インプラント」は人工の歯根による治療法で、歯根も含めて歯が全くないところに天然の歯に近い状態を回復しようとするものです。根の部分には一般的にチタンが用いられます。混同されてしまう、差し歯とインプラントですが、そもそも治療法が違うのです。

»92.増えるインプラント希望の患者

» 一覧へ戻る

PAGETOP