インプラント

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45.日本人の顎のサイズ

インプラントは欧米で開発され、広がった治療法です。日本人は欧米人に比べて小さいので、当初にそれをそのまま日本に取り入れて使おうとしたところ、日本人にはぴったりと合いませんでした。一般的に日本人は顎(あご)が小さいのです。さらに、粘膜の厚みや口角の柔らかさも違います。肉を垂直に噛み切る欧米人と、穀物をすりつぶすように食べる日本人とでは、歯への力のかかり方や顎の発達の仕方が違ってくるのです。同じ人間の歯であっても、欧米人と日本人とでは、別物として考えなければなりません。欧米人と日本人との間では、体格や食習慣の違いが、日本でインプラントが広まらなかった一番の問題だったのです。これまでのインプラントは、欧米のものをそのまま持ち込んで、日本人の口の中に埋め込んできたのです。インプラントは、歯科医療に画期的な革命をもたらしました。しかし、日本では、日本人に合うサイズのものがなかったため、肉体的にかなりの負担を強いられてきたと言う側面があった事実は否定できません。欧米人と日本人との間では、おのずから歯は全くの別物だと言えるのです。

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