33.インプラントの効果　その５　解毒

金属アレルギーは、我々の健康にさまざまな害悪を及ぼす危険性があります。インプラントであれば、チタン以外の金属は使用しないうえ、上部の人工歯にはセラミックや、セラミックと合成樹脂(プラスチック)を混ぜたハイブリッドセラミックを用いることができるので、金属アレルギーの心配はありません。また最近は、若返りの決め手として、キレーションやデトックスという解毒方法がアンチエイジングクリニックで応用されるようになってきました。点滴などで、からだの中にたまった重金属、化学物質を流し出す方法です。しかし、毒素だけでなく、必須ミネラルも出してしまうので、一時的に体内のミネラルが不足してしまいます。そうすると、歯の金属が溶け出してしまい、からだにしみ込んでしまう危険性があるのです。健康に良かれと思ってしたことが、逆にからだに害を及ぼすと言うことにもなりかねないのです。従って、からだの解毒を受ける前には、口の中を金属のない状態にしておかなければなりません。このような治療をノンメンタル歯科治療と言います。すでに欧米のアンチエイジングクリニックでは、歯科と内科が連帯して、積極的に行われているのです。

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